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海王星について

更新日:25 分前

165年かけて太陽の周りを公転する海王星。

占星術を知る人は、海王星というとネプチューンや夢や幻想、疫病や流行などをイメージする人も多いだろう。

ネプチューンといえば、ヨーロッパの神話で水神に起源を有すると言われる。

水中にある神聖な火に手を出してしまった人間が火の周囲から溢れた大洪水の逸話だったと思う。

昨今、いよいよ世の中が財務相解体デモ、フジテレビ事件、政治家の裏金問題など次々に暴かれる事態に怒り始めている。権力の前に屈してしまってきた悪しき慣習とそれを許していた「ことを荒立てず何事もなく体裁を整えること」をよしとしてきた慣習。

私も小さい頃から何度言われてきただろうか。

「マズマズ」「まあまあ」「ここはオトナになって」「仕方ないよ」「そういうもんだ」

その度に飲み込んできた数々の不条理。

そうやってこの人たちは今の社会的立場を守ってきたんだと思うと、尊敬も信頼もできなくて、自分を閉ざすしかできなかった。

変化することは悪いことなのだろうか。

何か物申す声は、煙たがられるのに、この何年かの社会の変化のスピードったら何だろう。

こういうものは、海王星的にフワッといつの間にか変化している。

あれ?物価高いな、税金半分取られてる、田舎がますます不便になってるな、外国人こんなにいたっけ、セルフレジなんだ、チャットGPTって?etc…

何となく変化しているものには前ならえで適応していくのに、いざ改善しよう、変えた方がいいという意見には途端に煙に巻かれてしまう。

その繰り返しで、時代の波に飲み込まれ、気づいたら西洋に飲み込まれ、戦争に飲み込まれ、アメリカに飲み込まれ、ようやく黄道十二宮を一周する頃に騙されていたと気づく虚しさ。165年という時間は、歴史も政治も社会システムも常識や生きる大義名分さえも、すべて信じ込ませてしまえる時間だ。

なぜこうも簡単に何度も何度も私たちは騙され、権力になびき、管理され、結果従わざるえない状況に陥ってしまうのか。

そこを今この1ヶ月でしっかり検証しなければならないと思う。

なぜなら、7月には改革の星天王星が牡牛座から双子座へイングレスする。

こうなるともう、みんな違うチャンネル、言語、ソースから社会を見るので収集がつかなくなってしまう。双子座はコミュニケーションや交通などを表す。いよいよ海王星がヌルヌルッと社会を誘導するために敷いた風呂敷に皆を包んだまま、AIが後戻りできないシステムへと我々を監視管理していくだろう。

海王星は、潜象世界をも司る。注意深く自問するとこの165年間世の中を包む風呂敷は「恐怖と不安」色だったと思う。それによって私たちは大切なものを差し出し、これこそ大切だと思わされてきたものを手にしてきた。結果、自然との乖離、人と人との分断、生きづらい社会がここにある。お金さえあれば、の価値観ももはや重税と円安で崩れつつある。

今こそ想像してみたい。ネイティブインディアンは何事も7代先のことまで考えて決めていたという。ライフラインに近いところから、子供達の未来を想像してみたい。

飲まれてはいけない。

恐怖と不安で騙されてしまったとしたら、今度こそ「愛と信頼」でビジョンを描きたい。

3月30日に海王星、7月7日に天王星。トランスサタニアンの移動は、私たちを試している。

どんなビジョンを描き、何を変えていかねばならないのかを。

世代を超えて、立場を超えて、「まあまあ」を乗り越えて、対話しましょう。

キレずに、沈黙せずに、諦めずに、結論を急がずに、丁寧に目の前の人と対話しましょう。弱音もたくさん吐いて、たくさん抱きしめ合いましょう。

足元から「愛と信頼」を築いていきましょう。そして横へ横へと広げ、大切にシェアしていきましょう。

海王星の作る潜象が、これからの現象を作り出していく。

待ち構える天王星に、どんな波動を渡していけるか、今このトキを私は注視している。






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